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体感レポ:サロモン「XT Hawk」 ~トータルバランスに優れたキレのある一足

2010 年 1 月 5 日 このポストをTwitterでつぶやく このポストをYahoo!ブックマークに登録 このポストをクリップ! blogram投票ボタン

トレイルランナー.JPの企画「トレラングッズ 体感レポ」で、サロモンのトレイルランニング用シューズのニューモデル「XT Hawk」をモニターさせていただていますので、2週間ほど使用してみた感想をレポートしてみたいと思います。
ちょうど昨年大晦日に横須賀から鎌倉にかけて三浦半島のトレイルをぐるっと60kmほど走るイベントに参加しましたので、その時の使用感を中心にレポートをまとめてみました。
普段はモントレイルのシューズを履くことが多いので、主にそちらとの比較した感想が多い(一般人なので気にせずズケズケ書いてます)のですが参考になれば幸いです。
最近履いているモントレイルのマウンテンマゾヒスト(以降マゾヒスト)はトレイルランニング用のシューズとしては定番の一足なので、持っている方も多いでしょうからイメージが掴みやすいかもしれません。
xthawk1.jpg
さてこのサロモンXT Hawk、まず目を引くのはサロモンらしい大胆で鮮やかな赤のカラーリング(黒バージョンもあるらしい)。
最初はちょっと照れくさいのですが、履きなれてくるとそのどことなくヨーロッパのブランドっぽいデザインと相まってなかなかカッコ良く思えてきます。
シルエットもシューズを上から見ると、マゾヒストと比べワイズがシェイプされているのでスマートで美しいです。マゾヒストはどちらかと言うとべたっとした印象があります。それでいて幅広の自分の足にも違和感なくフィットします。
XT Hawkを履いてみた最初の印象はとにかく軽いこと。これがトレラン用のシューズなのかという軽さ。他のメーカーと比べてもおそらく最軽量の部類に入るのではないでしょうか。
また踵まわりのホールド感もしっかりとあります。ホールド感はあるけど踝があたって気になるということもない。ソールの厚みもあるので、薄いシューズに慣れていると急に背が高くなったようで気分がいいです(笑)。
実際にまずロードを走ってみると、足をまっすぐ前に振り出しやすい!
これが軽さからくるものなのか、シェイプされたシルエットによるものなのか、全体的なバランスによるものなのかはわかりませんが、足がブレることなく自然にスッと前に出ていく感じがします。
「あ、走りやすい。」 素直にそう思い、ちょっと感動してしまいました。
足を繰り出す動作が気持ちいいので、自然とスピードアップも望めそうな感覚があります。
そうそう、ロードでも全然走れてしまうんです。ソールの厚みが路面からの衝撃を吸収してくれるので、固いアスファルトの路面を長距離走ると膝や足裏の痛みが不安な自分にも安心です。
トレイルランニングのレースで、それまでふかふかのトレイルだった所から固いロードに出たりすると、足裏へのダメージからその後のパフォーマンスにも影響してしまったりするのですが、XT Hawkであればその心配もなさそうです。ガッチリしていて安定感があるけど、ソールパターンがゴツゴツしているわけではないのでロードでも普通に走れます。
ロードや林道の多いレースでは、もうソールの薄いシューズには戻れなそうです。
自分がロードの練習用に普段履いているNIKE+のシューズより軽いし走りやすいです(笑)。
xthawk2.jpgトレイルを走ってみるとガレ場での足裏への突き上げを吸収してくれるので安心して走れます。ノースフェイスのラッキーチャッキーほどガッシリしたタフさはないけれど、軽さを踏まえれば十分すぎるほど。
軽くてヒールの安定感もいいので、木の根が無数に路面を這っているようなシーンでもリズミカルにかわしながら走れます。
ソールパターンの目が細かて凹凸が少ないので、滑りやすい石の上や粘土質の路面などを走る時に不安はあったのですが、特にツルっとイクこともなく安定して走れました。
ただマゾヒストであればバランスを崩しても幅広のソールがフォローしてくれる感じがあるけれど、XT Hawkのやや細身のソールはキビキビと走れる分、ある程度自己責任でバランスを取って走らないといけない印象を受けました。またソールが高めな分うっかり足首をひねってしまうとグキッといく可能性が高くなります。
そういう意味では、マゾヒストよりもトレイルを走り慣れたやや上級者向けなシューズというイメージを持ちました。

機能的な部分では、サロモンのシューズで最大の特徴とも言える「クイックレース」というのがあります。
これはストラップを引っ張るだけのワンタッチでシューレースを締めることができる機能です。
慣れの問題もあるかもしれませんが、私はあまりこのクイックレース方式に馴染めませんでした。
バスクのイーサーTECHなどでも採用されているBOAシステムの方が使いやすかったです。
ストラップ部分の紐を引っ張るだけだと甲の上の方だけしか締まらないので、足全体をギュッとさせようと思うと、紐の先端部分から順番に締め上げていかなければならず、また細いワイヤーのような紐なのでストラップを留める前にうっかり手を離してしまうと、テンションで紐がスルスルッと元に戻ってしまいます。
当然甲の先端のほうだけキツ目にしたりといった細かな調整は一般的なシューレースのようにはできません。であれば、ダイヤルをカリカリと締めるだけのBOAの方が全体的にフィットさせやすく、着脱も便利なのでこちらに分があるように思えます。
これはXT Hawkに限らずサロモンのシューズ全般に言えることですね。
今回のランで下りが多いところを走る際に、強いフィット感を得ようとストラップをキツめにしていたら、足に細く固い紐が食い込み甲が痛くなってしまいました。
段々と痛みがひどくなってきたので後半は紐をかなり緩めて走りましたが、痛みが引かず結局その日のランはこの甲の痛みとの戦いになってしまいました。
紐の締めすぎには注意が必要です。
細かな部分を見ていくと、メッシュ部分が涼しいです。夏場でもムレなそう。モントレイルは正直靴の中が暑いです。
ただ水たまりにちょっと入っただけで一瞬にして水が染み込みました。速乾メッシュなのですぐに乾きはしますが。メッシュ生地の丈夫さはもうしばらく使い続けてみないとわかりません。バスクのメッシュはハードに使用したら半年でビリビリになってしまいました。
アッパー部分の素材は頑丈そうです。汚れても水洗いすればすぐにきれいになります。
トレランシューズは基本的に傷つき泥だらけになってしまうのが前提なので、頑丈さやメンテナンス性も重要です。
マゾヒストはアッパーが合皮素材なので細かなキズがつきやすく水洗いを繰り返しているとボロボロになってきます。
ただこのあたりの耐久性についてはある程度の期間履き続けてみないことには明言できません。
XT Hawkはズバ抜けた軽さと衝撃吸収性を高い次元で両立し、トータルバランスに優れたキレのある一足だと感じました。
ウルトラ級の長距離トレイルにも向いていると思います。昨年9月に参加した信越五岳の時にこのシューズが欲しかった!(笑)
ややべた褒めな感じのレポートになりましたが、今回のモニタープレゼントがなかったとしても、もし事前に試履する機会があればきっと自腹で購入していたと思います。これからも当分の間マイフェイバリットシューズとして活躍させてもらうことでしょう。
短距離系スピードレースからロードを交えたようなウルトラ級長距離トレイルまで、オールマイティーにおすすめできるシューズです。

SALOMONオフィシャルサイト
トレイルランナー.JP「トレラングッズ 体感レポ」

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  1. 2010 年 1 月 13 日 23:30 | #1

    NEGOさんのレポート 2週間ほど使用し…